こんにちは!kanameです。
今回は4月1日に人気youtuber「コレコレ」氏が発表したアパレルブランド「howmeni.」について。
「推しに会いに行くための服」をコンセプトに、従来のアパレルの売り方とは異なる「300着」受注が入らないと販売しない。「リスナーがいらない服は売らない」「公開して人気がなかったら返金する」方法を取るそうです。

そこで「メンズ・ウィメンズ」ともに通販の責任者として勤務していた経験もある私が、「howmeni.」がリリースされた時の問題点、「youtuber」のブランドが叩かれる理由。あとは「ブランドの価格やデザイン」の3点を解説。
そしてこのブランドがユニクロを超える「コレクロ」になる為の、アドバイスをさせて頂けたらと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
もくじ
【コレコレ×howmeni.】結論:ユニクロ超えも狙えるけど?致命的な問題も多数...
1.「howmeni.」リリース時の問題点
1.モデルの情報が明記されてない
ウィメンズの洋服ってモデルのイメージで、売上を左右されると言っても過言ではありません。
サイトを見た時に洋服の寸法は明記されてましたが、モデルの身長等の情報が記載されてなく、モデルの身長などを基準に自分のサイズを選んだりするので、からり致命的なミスだと思います。
※現在は記載されてます。
「ウエストが全て同じサイズ」だったりとか、「平置きと表記してない」ので混乱を招いたりと、結構ヒューマンミスも多く見られましたが、一番多く人が集まるサイトのオープンの時は、サーバーを落とさない事と、こういったミスを起こすのは、今後長期的にブランド運営をする上で起きてはいけない事だと思います。
2.アイテムの写真が適当
これどのアイテムも言えるのですが、1枚目と2枚目はモデルさんの着画が乗ってるのですが、それ以降のアイテムの詳細画像が全て、どこかの倉庫で撮ったような、トルソーに着せただけのお粗末なものです。
普通こう言ったハウススタジオで撮影した時って、洋服の平置き・詳細のブツ撮りって言うのもそのスタジオで行い、その商品のイメージを崩さないようにするんですよ。

3.アイテムの詳細で服の説明が一切ない
アイテムの詳細って、一番消費者が読むとこであって、どう言う作りで、どう言うイメージで着てほしい。洗濯などの注意事項や、合わせるアイテムなどを記載するのが一般的で、たくさん書かれているほど、消費者からすると安心と言うか、着用イメージというのもわきやすいと思います。
ただ「howmeni.」はどうかというと
【商品について重要なお知らせ】
こちらの商品は完全受注生産になります。
予約期間内(4/1~4/4 23:59)に、各商品300点以上のご注文をいただいた商品のみ、生産いたします。

2.「youtuber」のブランドが叩かれる理由
これは今回の「howmeni.」のことより、現在youtuberのブランドが増えまくっている事、その要因についてだと思って聞いてください。
最近インフルエンサーのブランドが増えていて、なぜこんなにも批判的な意見が多いのか?僕なりに考えてみました。
僕らみたいに長くアパレルの業界に携わっていると、昔からこういう販売方法ってあって
一昔前だと「雑誌の読者モデルのブランド」から始まり、芸能人→インスタグラマー→今はyoutuberのブランドが目立つようになってきました。

他にもブランドの「薄っぺらさ」があげられると思っていて
ブランドを立ち上げることがそもそもの夢だったり、やりたかった事ではなく、目的になってしまっている。それが視聴者・消費者に透けて見えてしまってるのかのように感じます。
簡潔に言っちゃうと、アパレルをやりたかったとか、服を作りたかったって言う割には、アイテムに表現されてない。
コンセプトも薄っぺらいですし、一番はどんな人にきてもらいたいのかとの所だと思いますが、何かしら伝えたいメッセージとか、こう言う人に着てもらいたいとか、そもそも伝えたいものが無い感じに映っているブランドも多いです。
いいサイトを作って、トレンドのアイテムを作っておけば、ブランドとしての見栄えもいいですし、それなりの値段で作ればあぁ売れるよねって感じです。
そう言った面がすけて見えるので、批判的な意見が多いのでは無いでしょうか?
3.ブランドの価格やデザイン
デザインについても同じようなデザインの洋服って、世の中に5万とあると思うので、正直判断が難しいところがあります。
ただ商品名をみてもらっても「フリル」だったりとか「カシュクール」「シースルー」になっているなど、女の子らしい素材が使われたアイテムが多いです。
ただデザインについては、ちょっと昔のマルキューブランドの匂いが(これ後の話にも繋がるんですけど)しちゃうんですよね...
この肩のシースルーデザイン、これも2019年くらいに背中を大きく開けたデザインが流行ったのを肩にしただけだったり。
これから暑くなる時期に、このチェックと色味だったり(重たく感じる)、こう言う所にリボンとか、売れるアイテムと言うより、やはりデザイナーの癖が強く出ているように感じます。

こんだけターゲットを絞るとコンセプトの「量産型ファッション」の量産の部分にもあたらないぐらい、ターゲットを絞ってしまっていると思います。
4.ユニクロ超え「コレクロ」になるためには?
放送の中でも自身はアパレルに無知だから、有名なデザイナーを迎えて、優秀なチームを組んだそうですが、そこに頼り切っていてはいけないと思います。
また今回一緒にやっている方もやはり「109系ブランド」を多く手がけてきた。他のyoutuberのブランドもですが、なぜこんなにもギラギラした人と、組むのかなと思う印象ですし、洋服のデザインにも出てしまっているように感じます。
一流のデザイナーが「売れる服」を作れるか。コレは必ずしもイコールではございません。
むしろ洋服に無頓着の人の方が、自分の好みをデザインに反映させる事なく、市場と数字を追っかけてヒット商品を作って来た人を多くみてきました。

私が以前勤めていた会社でも多くのブランドを抱えてました。そして売れなくなってくブランドでも、デザイナー自身が現場に落ち、お客さんの声を聞き、洋服に反映させる。
それで復活したブランドも多く見てきました。
今の時代だとかなり非効率な方法ですが、以前ツイキャスでサンプル商品のお披露目した際に、瞬時に洋服に対するコメントが流れました。
洋服って人を好きになるのと一緒で「一目惚れ」って結構あって、最初に好みじゃないとそれを覆すのって、かなり難しいんですよ。

その情報を元に、OEM会社(相手先ブランドの製造)個人やメーカーから依頼を受けて、相手先のブランド名で商品を作る事です。
今回いろんな方が携わっていると思いますが、本当に洋服詳しくなくても、優秀な人材が(マネージャーでもいいですし)一人いれば、OEM会社に発注やECサイトの制作依頼。
プロモーションははコレコレさんが得意な所だと思うので、こうした方が利益もあげられるし、洋服自体の価格も下げられ、消費者に行き渡りやすくなるのではないでしょうか?これが私からのアドバイスになります。
洋服で悩みがある方はご相談を
今回はコレコレさんが手がける「howmeni.」のレビューをさせていただきました。
自由にコメントできるようになっているので、皆さんの意見を書き込んで頂けたらなと思います。
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